この記事を読むにあたって、前の記事「与那国語の発音４」にて日本語におけるアクセントとモーラ・音節に関するごく基本的なことを解説しています。 ・与那国語のアクセントは3種類 まず、与那国語は基本的には音節で単語数を数える方言だといえると思います…

まずこのページでは、アクセントとモーラ・音節について説明します。もう知ってるよという方は、「与那国語の発音５：音調(アクセント)」に進んでください。 ・アクセント 標準語には俗に「イントネーション」と呼ばれているものがあります。「関東と関西で…

標準語でもka「か」にyを挟んでkya「きゃ」とか、wを挟んでkwa「くぁ」のような音を作ることができますが、与那国語でも同じことができます。基本は標準語と同じですので、注意すべき発音だけ書いておきます。 ・hya, hyu hwa ひゃ、ひゅ、ふぁ。「ひゃ」「…

与那国語の子音の発音はだいたい標準語と同じなのですが、少し違っている部分や注意しなければならない部分があります。 ＊このサイトでは極力、ローマ字表記(かな表記)の形を取るようにします。それは、特に動詞の活用の話をするときに便利だからです。 ・…

・与那国語の3母音 標準語には「あいうえお」という５つの母音がありますが、与那国語には「あいう」の３つしかありません。「え」「お」は語尾や強調して言うときにしか使われません。 例えば 「酒」はsagi(さぎ)と言い、 「酒だよ～！」という時に Sagei! …

このサイトでは、個人の勉強のメモとして、日本最西端の島・与那国島の言葉である「ドゥナンむぬい」(与那国物言)の解説を行います。筆者は言語学専攻ではないですが、可能な限り正確な記述に努めます。 また、八重山のヤイマむに(八重山物言)や宮古島のミャ…