2019-05-08から1日間の記事一覧
奪格=garaと出格=diに関するメモ。=diの用例が手元にないので困っています。 フィンランド語では両方あるらしいので参考程度に調べてみる。 フィンランド語には6つの場所格があり、「位置・起点・目標」と「内部・外部」の組み合わせで成り立っている。 位置…
これは雑記です。 与那国語の場合、特に強子音/喉頭化音と鼻濁音の扱いが問題になると思う。そこで、とりあえず先行研究でどのような表記が使われているかまとめてみる。参考文献は記事の一番下に書いてます。 ・田窪編2013 最終章の簡易文法より 喉頭化音の…
・=si で(道具、手段) 道具や手段、あるいは材料などを表します。 khunu mi=si nnun. この目で見る。 ・=n, =bagin も anu=n hirun. 私も行く。 anu=bagin hirun. 私も行く。 ・=ta まで Osaka=ta hirun. 大阪まで行く。 ・=ka よりも Unna=nu naci=ka acan.…
いわゆる「てにをは」の類です。=yaのように前に=を付けて表しますが、これはyaが名詞などの後ろに付くという意味です。 *助詞を太字で表記していますが、アクセントの表示ではありません。 ・=ya は これは「主題」と呼ばれるもので、主語とは異なります。…
・数詞 1 ttu 2 tta 3 mi 4 du 5 ici 6 mu 7 nana 8 da 9 khugunu 10 thu *1は「ひと」ですが頭の「ひ」が抜け、代償として「と」が強子音となります。与那国語では「オ」母音は「ウ」母音に基本的に対応するため「ttu っとぅ」となります。2は「ふた」です…
・一部の代名詞の不規則語形 「私」「私たち」に主格「ŋ:が」と属格「nu:の」が付くと、以下のような形になります。 anu ⇒ aŋa 私が/私の *この場合、「私の」は"anunu"という形にはならないようです。日本語にも「我が国」「我が家」など「が」で「の」…